海洋ゴミ楽器大図鑑

 


レインプラスティック


南米で雨乞いの儀式で使われていた楽器『レインスティック』を

マイクロプラスチック(レジンペレット)をかき集めて作ったので

『レインプラスティック』と命名しました。

 

 

塩ビ管の中でレジンペレットが

カラカラと音を立てながらゆっくりと落ちることによって

雨のような音が鳴る仕組みになっています。

 

レジンペレットは別名、『人魚の涙』 とも呼ばれています。

 

どんな音が出るの?



主な材料

 

・塩ビ管

・マイクロプラスチック

  (レジンペレット)

・ペットボトル

 

 



制作風景


 

まずは拾ってきた塩ビ管の内部を洗浄し、細い下穴をあけて

爪楊枝を約300本ほど螺旋階段状に差し込みます。

両端には中に封じ込めるマイクロプラスチックが確認できるように

ペットボトルを丸く切り取って潜水艦をイメージした小窓をいくつか付けます。

 


 

リーダー(大表)が日本中の海を確認したところ

そのほぼすべての海で見つかったのが写真の白いお米粒のようなレジンペレット。

軽く、水に浮くため波打ち際などを調べるとよく見つかります。

そしてこれをよく洗浄し、約2000粒程を塩ビ管の内部に封入します。

 


 

上下のフタには偶然塩ビ管にピタリとハマったペットボトルを採用しました。

内部に市販のLEDライトと、乳飲料のペットボトルを取り付けることによって

最初にペットボトルを丸く切り取って作った潜水艦のような小窓からレジンペレットが

光に照らされ可視化できる構造となっています。