ギニアの森林地帯に伝わるウッドブロック『クリン』。
本来は丸太をくりぬいて作られる楽器を海洋ゴミで作ったので、
清掃活動とかけて『ビーチクリン』と命名しました。
カットしたブイに流木を二本乗っけて釣り糸で縛っただけの
シンプルな作りながら、
演奏者によっては複雑なリズムを奏でることが可能です。
・漂着ブイ
・流木
・釣糸
・ゴムバンド
まずは、漂着したブイの上下を切り落として
巨大な指輪の様な共鳴器を作ります。
そして今度は、流木(製材されたものが流れたもの)を
カットして形を整えます。
この時、流木を乗せるブイの切り口にゴムバンドなどの
緩衝材をかませておくと、よく響きます。
硬い素材同士が直接触れていると、木材の振動エネルギーが支点に伝わって減衰してしまうためです。
柔らかい素材で支えることで振動が保たれ、音がよく響くようになります。
流木の全長に対して左右それぞれ約22〜23%の位置に
支点(ブイに流木が乗る部分)が来ると
木材の振動の節に近くなるため、音がよく響く傾向があります。
自分の求める音になるまで流木を削り、調整します。
音が決まったら、ブイと流木を釣り糸で軽く固定します。
この時のコツは、完全に動かなくなるまで固定しないことです。
ある程度動ける余地を残しておくことで、流木が自由に振動し、音がよく響きます。
最後に、バチを作ります。
音が鳴る楽器本体も大事ですが
バチも音色や演奏のしやすさに直結するので重要な要素です。
現在、ゴミンゾクでは庭師さんが剪定した後の枝をいただいてきて
その中からなるべくまっすぐなものを選別し、バチとして使用しています。
枝を数か月、十分に乾燥させたら
樹皮をピーラーなどで剥いて、紙やすりで整えたら、完成です!
このビーチクリンは、とてもシンプルな作りでありながら
叩き方によっては、とても複雑なリズムを奏でることができます。
ゴミンゾクの楽器の中でも
製作が比較的簡単な部類に入るので
木琴などの原理を知る、入り口として良いかもしれません。
この原理を利用して作った木琴、マリンバラフォンも
製作過程を公開してますので、合わせてお楽しみください。
→マリンバラフォンの製作過程を見る←(内部リンク)