海洋ゴミ楽器大図鑑

 


ブルーボロン


 

海洋ゴミ楽器『フネンゴニ』とほぼ同じ構造を持つ

低音を担当するハープ型のベース、『ブルーボロン』。

西アフリカ、ギニアのアコースティックベース

『ボロン』を元に海洋ゴミで製作。

ウッドベースのような音色が出ます。 

 

 

どんな音が出るの?



主な材料

漂着ブイと流木とブルーシート

漁業用ロープで縫って組み上げます。

弦の芯材は釣り糸。


 

ブルーシートは漁業用のロープや釣り糸で

ブイを覆うように縫い付けてあります。

 

そしてボロンの弦は通常ヤギの背中の皮を

短冊状に切ってねじったもので作られていますが

 

ブルーボロンの弦は、同じ耐久性を実現するために

西表島で見つけたマグロ漁用の30号の釣り糸を芯材に

短冊状に切ったブルーシートを巻き付けて作ってあります。

 

 


西アフリカのボロンの弦は通常3~5本。

ブルーボロンは5本弦を採用しました。

音の出る構造はフネンゴニと同じです。(フネンゴニを参照)

 

この楽器はウミガメをモチーフにして制作しました。